株主総会etc.が終わり一段落

私は、某上場企業で法務部門の責任者をしています。
毎年6月は、株主総会が開催されるので、大変神経を使います。しかも、今年からは、株主総会に上程された決議事項ごとに株主の賛成・反対の意思表示の議決権個数を金融庁に報告する義務が課せられたので、票読みを確実にし、また報告も迅速・正確することにも神経を使いました。
さらに、株主総会とは関係ありませんが、ある子会社を完全子会社とするため、会社法の規定に基づき「株式交換」を行いました。
これが株主総会の準備期間と重なりました。世間ではよく実施される株式交換ですが、勤め先では初めてのこと。なかなか参考にすべき情報がないうえ、部下は株主総会の準備に手をとられ、実質的には自分が中心となって右往左往しながら、進めていくこととなりました。
幸い、当社株式の割当を受ける子会社の株主が協力的であったこと、幹事証券会社の適切なアドバイスがあったこと、当社株主の反対や株式買取請求がなかったことなどが幸いし、予定どおり7月1日に株式交換の効力が生じました。子会社株式の当社への名義変更もすべて完了しました。
その前に、株主総会のほうも無事終了し、金融庁への報告も済ませました。変更登記も完了です。
何事もなく終わって当たり前とされるこの仕事。7月中旬になって、ようやくほっとできます。毎年のことなのですが…