私の趣味、アマチュア無線の話


ゴールデンウィークも残りわずかとなった今日、久々に移動運用を楽しんだ。アマチュア無線家にとって、同好者とのおしゃべりは楽しいものだ。しかも、電離層の影響で、遠く離れた方と繋がることがあり、とてもスリリングである。

私にとって、山に登っての(といってもクルマで行くのだが)移動運用は、1999年10月、いわき市在住時の「湯の岳」以来である。
今日の行き先は、和歌山県と接する和泉葛城山系。岸和田の「いよやかの郷」の手前から、林道をクルマでずんずん登っていく。この林道も1997年7月以来実に12年ぶりだ。ブナ林を保護するためだろう。当時はなかったフェンスが林道の脇に設置されている箇所があり、クルマを置ける場所が減っている。場所を探しているうちに、和泉葛城山山頂を過ぎ、以前よく運用した貝塚市の移動ポイントに決めた。しかし、天気は雨が降ったりやんだり。幸い風がなかったので、アンテナ設置も無事済んだ。もっとも10年ぶりなので、部品を確認しながら、また転倒防止用のステーの位置を気にしながら、ポールを伸ばしHB9CVアンテナを4mの高さに上げるのに20分もかかった。

さて、今回の移動運用の目的は、アンテナの実地組み立て以外に次の3つだった。
1.しばらく使っていない無線機のご機嫌を窺うこと
2.以前の自動車バッテリーに代わり、乾電池運用の目途をつけること
3.交信のカンを取り戻すこと

最終的に目指しているのは、土曜日などに近くの公園などで「お手軽移動運用」をすることである。アンテナをどうするかは課題だが、リュックに必要なものはすべて入いるぐらいにまとめて、半時間でも1時間でも運用を楽しみたい。

本日は、約3時間半ほどの間に北海道、青森、茨城の局を含め、14局の方と交信できた。時間の割には局数は少なかったが、3つの目的はすべて達成できた。近々ぜひ「お手軽移動運用」を実行してみたいと思う。